いくつかのブログの記事で自作のIoTを試す際に家のメダカの水槽を使って試すケースが多いんですよね。
もちろん、「メダカの水槽がある」 → 「メダカを育てている」ので、常時十数匹のメダカを飼っています。
家のメダカは飼い始めてからかなりの年月が経っていますが(かれこれ10年ぐらいですかね)、その水槽の中ではその間に卵を産み、卵から孵ったメダカが大きくなり、また卵を産む・・・ということを繰り返して命を繋ぎ、今日に至っています。メダカの寿命的には3、4世代ぐらいになっているのかな、と思いますが、実際に確認したことはないです。メダカ1匹1匹毎に名前をつけて管理できるようになれば、そういった世代含めた飼育記録ができると思いますけど。
ところで、その過程でメダカを育てていく上で「壁」になるのが、「卵から孵った稚魚をいかに死なずに育てていくか」だと思います。
インターネット上のいろんなサイトを見る限りでは、この稚魚(針子)の育て方が難しいと言われています。孵って数日以内に死ぬ確率が高そうです(理由:腹部についている大きな袋(ヨークサック)がなくなって自力で餌を摂取できない)。
インターネット上のいくつかのサイトには効果的な育て方について紹介されていますので、実際にはこちらのサイト等を確認すると良いと思います。
で、自分の場合はどのようにしているかと言いますと、もちろん諸条件によって変わる場合はありますが、端的には「グリーンウォーターで育てる」ことが一番だと思います。
過去に幾度か卵から稚魚を育ててみたのですが、最初はうまくいかず、すべての稚魚が孵化してから1週間以内には全滅していたんですよね。
原因として気づいたのは、「水質」であり、比較的きれいな水(もちろん汲み置きの水ですが)で育てていたことだと思います。理由はそのほうが見た目綺麗ですし、稚魚がはっきりと見えますからね。
それで、上記のようなサイトで確認して、とりあえず、自宅にあるメダカの水槽の壁に付着していた苔を「グリーンウォーター」として飼育したところ、見事に稚魚が1週間以内に死ぬことなく、無事こちらが与えた餌を食べるようになったことで、すくすくと成長することができるようになりました。
「グリーンウォーター」の入手は至って簡単です。もし、自宅に水槽があれば、コケ掃除とともに、付着したコケを稚魚が泳いでいる水と混ぜるだけです。もちろん、正直これだけではなく、少しの水草や酸素がでる石等を入れて飼育しますが、グリーンウォーター無しですと全滅していたのが、それを混ぜるだけで生存率を高めることができるのです。
「グリーンウオーター」の取り方は「激落ちくん」等のメラミンスポンジを使って水槽の壁のコケを取ると、こんな感じで水分を含んだ状態で緑色のコケが付着しますので、それを絞り出して飼育水と混ぜます。
稚魚がいる飼育水と混ぜた後の状態。少し色が緑がかっているのがわかると思います。
グリーンウォーターを与えて最終的に成長した少し大きめのメダカ達がこちら。このぐらいになると、普通に餌も与えることができますし、グリーンウォーターでなくても大丈夫です。
この夏(2023年)は比較的多くの卵を産み、孵化して成長中のメダカがそれなりにいるので、成長したメダカ達のいる水槽に入れると数が多すぎてメダカ達のストレスが溜まりそうです。もう一つ水槽増やした方がいいかな・・・とも考えていますが、妻に「これ以上水槽増やさないで!」と言われています。
さて、どうしましょうかねぇ・・・